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◆ 人間不信はどうすりゃいいの？
◆人間不信も”長所”？
さて、前回の男性不信で「男性不信は、長所になる」と言いました。
じゃあ、人間不信も同じように長所に転化できるのか？と言うと、
こっちはそう簡単にはいきません。
男性不信・女性不信というのは、
「異性に対する不信感」ですね。
つまり男性不信が問題になるのは、恋愛関係に発展しそうな時のみ。
しかし、人間不信となると話が違います。
「人間全体」に対する不信感が問題となるので、
これは社会生活を送る上で、常に不信感に襲われることになるのです。
男性不信の場合は、他の59億9999万人を信じられなくても、
たった一人信用できる人がいれば、それで良いんです。
基本的に恋人と言うのは1人いれば十分ですから（十分でしょ？（笑））。
しかし、人間不信の場合だと、たった一人しか信用できなかったら、
社会生活をやっていけません。
むやみやたらに信用する必要は無いけれど、
ちゃんと信頼できる人は、信用してあげないと色々と困るわけです。
確かに「騙されにくくなり、人を見る目が慎重になる」
と言うメリットはあるけれど、
あまりに酷いと「社会生活を営めない」というデメリットが出てくるので、
しっかり対処法を身に付けておくことが大事になってくるんですよ。
人間不信というのは基本的に”誰もが”経験する事で、
仕事で上手く行かなかったり、恋人や友人に騙されたり、
詐欺などの犯罪にあったりすると、人間を信用できなくなってしまいます。
だから、「今まで人間不信なんかになった事もない」と言う人も、
しっかりとその対処法を身に付けておくコトが後々役に立ちますよ。
◆人間不信の行動パターン
基本的に人間不信になる人は、非常に真面目な人です。
相手を「信用できる人」「信用できない人」の2つに分けようとするから、
信用できる人がほとんどいなくなり、悩むようになっちゃう。
そして相手にも常に「信用できる人」でありつづけるよう求めるので、
周りの人たちも重荷に感じてしまい、離れていきます。
そして、「やっぱりみんな、私を見捨てた」と言って、ますます人間不信に陥ってしまう。
この繰り返しが最悪のパターンです。
しかし、人間不信自体を無理に直す必要はないんです！！
これは前回の繰り返しになりますが、
人間不信は「危険人物センサー」にする事ができます。
あなたを騙そうとする人、裏切ろうとする人からガードしているんです。
決して人を疑わずに生活していたら、
怪しい宗教やオレオレ詐欺に引っかかり放題（笑）
人を疑うのは悪い事のように言われますが、
非常に大切で重要な行為なんですよ。
むしろ日本人は警戒感がゆるゆる、危機感が薄いので、
人間不信ぐらいでちょうど良いと言えます。
（外国に行くと良く騙されますよね…(汗)）
だから、人間不信を治す事はしないで、
人間不信に合った行動を取ることで、問題点を消していきましょう。
◆人間不信でも大丈夫！
では、人間不信を「治さずに」、どうやって問題点を克服するのか？
それは、信用できない人に対する態度にヒントがあります。
人間不信の人は、「信用できる人」と「信用できない人」の２パターンに当てはめようとします。
そして、信用できる人には心を全て開き、
信用できない人は話すら拒否をする、と言う人が多いです。
しかし、相手を信用すると言うのは、
2パターンにキッチリ区切られるものではありません。
完全に信頼できる人、ある程度は信頼できる人、あんまり信頼できない人という風に、
いくつもの信用レベルに分かれているのが普通でしょう？
例えば、
「この人は絶対に嘘は付かないし、完全に信用できるな」
「この人はときどき嘘は付くけど、相手を陥れるような事はしないな」
「この人は仕事はいい加減だけど、女と金回りに関してはしっかりしているぞ」
と言った具合に。
だからあなたも、
相手を信頼できるレベルに応じて、心を開いていけば良いんです。
信頼度80％の人には、80％だけ心を開く。
信頼度50％の人には、50％だけ心を開く。
すごく分かりやすいでしょ？
ところが人間不信の人は、
信頼度100％の相手→100％心を開く
それ以外の相手→全く心を開かない と言う風にしてしまう。
だから、完璧な信頼を求めすぎて、どんどんドツボにはまっていくんですね。
この人なら、自分を何でも見せられる。
この人なら、全部は見せられないけど、ちょっとした悩みは相談できる。
この人なら、何か言うと他の人にバラされるから、表面上の付き合いにとどめる。
そう言う風に、相手への信頼度に応じて、自分の対応も変えれば良いんです。
ココで大事なのは、100％の信頼であろうと、1％の信頼であろうと、
どんな相手に対しても必ず礼儀を守り、相手を尊重すること！
信頼できないと思ったら、手の平を返したように失礼な態度を取る人もいますが、
そうした行為は他の人が見ています。
そんな事をしていると、逆に自分が信頼されなくなってしまいますからね。
相手への信頼度と、相手への礼儀、人間としての尊重は、全く無関係です。
◆「信じる」＝「裏切らない」と言う願望を捨てる
良くドラマで、
「裏切ったわね！信じてたのに！」なんていう台詞がありますよね。
しかしそもそも、
”あなたが信じる”事と ”相手が裏切らない”と言うことは、全く無関係です。
あなたが信じようと信じまいと、裏切る人は裏切るし、
裏切らない人は裏切りません。
過去の経験を思い出してみても、そうじゃありませんか？
あなたが相手を信用することと、
相手が裏切るかどうかは関係ない。
この厳しい（？）現実を良く理解しておかないと、余計に辛い思いをします。
「この人なら絶対に私を裏切らない！信用できる！」と思ったら、
いざ裏切られた時はショックだし、悔しい。
でも、少し考え方を変えて、
「この人になら、たとえ裏切られても構わないから信じてみる！」
と捉えてみたら、どうでしょう？
恋人だったら、浮気することもあるかもしれません。
友達に騙される事もあるかも。
もしかしたら、騙されるかもしれない。
でも、万が一騙されたとしても良いから、この人の側にいたい。
そう思ったら、相手が裏切るかどうかは、以前より問題じゃなくなりますよね。
「裏切らないから、信じる」じゃなく、
「裏切られても良いから、信じる」。
こう考えることで、相手を信じる気持ちが本当に力強く変わります。
「じゃあ、信用できる人なんていなくなっちゃうよ！」
それで良いんです。今の多くの人は、気軽に信用しすぎる人が多いですからね。
100％信頼できる人なんて、そうコロコロ転がってないですよ（笑）
それに、100％信用しなくたって、立派に接して行けます。
あなただって、信用できる人全てに、口座番号や暗証番号を教えないでしょう？
そんな事まで教えるのは、心の底から信用できる、家族や結婚相手ぐらいですよね。
信じるという事を「裏切られても良いから、信じる」と言う意味に考え直すと、
「信用レベルに応じて自分も対応する」と言う点がより活きて来ます。
つまり自然と、裏切られても痛くないレベルの対応が出来るようになるんです。
信じた相手が、そのまま信頼に応えてくれてもok。
裏切られても、痛くないレベルまでしか任せていないからok。
どっちにしろ、たいした損害は出ない。
これならば、人間不信だろうと、そうでなかろうと、誰でも実行できますね。
人を信じると言う点で悩まなくて良いし、
仮に裏切られたとしても、そのショックはずっと小さくなるはず！
「裏切られないから信じる」から「裏切られても良いから信じる」へ。
少し考え方を変えてみると、とっても楽になるはずですよ。
【今日のモテずにモテる！方程式】
■人間不信は治さなくて良い！
本当の問題は、人を信じられない事そのものではなく、
「信じられる人」と「信じられない人」の２種類にキッチリ分けてしまう事である。
■相手への信用レベルに応じて、あなたの対応も柔軟に変化させよう。
信用レベル40％の人には、40％の信頼を。
信用レベル80％の人には、80％の信頼を。
「たとえ騙されても後悔しない」レベルを見極める。
■信じる事と、相手の裏切りは(残念ながら)全く関係ない。
「裏切らないから信じる」のではなく、 「裏切られても良いから信じる」と考えよう。
きっと、信じる力は何倍も強くなるはず。
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