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◆ 命の価値
◆あなたのイノチ、おいくらですか?
------------------------------------------------------- ドアを蹴破った途端に、彼の足は屋上に凍りついた。 「やめろ…!!早まるなっ!!」
女のカラダは、腰から下だけがビルの上に存在している。 残りの半身は、まるでアスファルトの地面に惹き付けられるように、 空中に乗り出していた。
「来ないでよ!どうせあたしなんて生きてる価値ないんだから!」
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…ドラマで良くあるこんなシーン、あなたもTVで見た事があるんじゃないかな? この自殺を止めるシーンで、必ず出てくるのが、
「私には生きる価値なんてない」という一言。
実際に、ほとんどの人は、一度ぐらい自殺を考えた事はあると思います。 「自分が生きる価値って、ナニ?」 そんな悩みを持った人も、すごく多いんじゃないかな。
そこで、あなたに質問。
「あなたは、生きる価値がありますか?」
この質問に自信を持って答えられる人は、少ないと思います。 自分の人生に自信を持つって言うのは、そう簡単に出来る事じゃない。 いつも心のどこかで、
「コレで良かったのかな、本当に私は価値があるのかな」 って考えちゃうのが、普通の人。
でもそんな時、私はこう思うのです。
生きる価値なんて、誰にもないんじゃないか、って。
そもそも、生きる価値って何だろぅ?
「誰かに必要とされる事。」 こういう答えが一般的ですね。 誰からも必要とされないから、人は自殺を考えたりする。 生きてる意味がないって思っちゃう。
でも実は、そんな風に考えるのは、まったく無意味。
AさんはBさんに必要とされてた。 BさんはC国のみんなに必要とされてた。 C国のみんなは、世界に必要とされてた。 じゃあ、世界は誰が必要としてるんだろう?
結局突き詰めて考えれば、根本的には、 「誰も必要としてない」んですね。
もちろん、恋人同士で必要としてるとか、 そういう細かいレベルは別。 でも、大きい「世界」とか「宇宙」とかの枠組みで見れば、 地球が爆発しようが、人類が滅亡しようが、 何事もなかったかのように進んでいく。
ヒトも、モノも、動物も。
世の中に、絶対に必要な存在なんて、一つもないのです。
「私には生きてる価値なんてない!」 人は、そう思って死を考える。
でもあなただけが、価値がないワケじゃない。 「誰かに必要とされる」事が生きてる価値なら、 元々誰にも、生きてる価値なんてないんだ。 だから、それで死を考える自体、全く無意味なコトなんです。
ん?暗い話になっちゃったって? そぅ、ここまでで終わったら、ホントに救いようのない話。 でも、一度はしっかり現実を直視して、 それから初めて、その次を考えてみましょう。 そうすれば、今まで見えてこなかった世界が開けてくるはず。
例えば、こう思ってみたらどうだろぅ?
どうせみんな生きてる価値がないんなら、 思い切って開き直っちゃえばいい!! 人に求められようとする事をやめて、 自分の生きたいように生きて、好きな事をやって、 充実して幸せな人生を送ればいい!!
そう思えば、少し気が楽になってこないかな?
他人から必要とされるコトが、生きる価値ではない。
それに気付いたら、
「自分が自分を必要とする生き方」に変えれば良いんです。
もちろん、好きなように生きるのと、ワガママに生きるのとは全く違う。 けれど、周りを気にすることなく、本当に充実して生きる事ができたら、どぅだろう? 少なくとも、「他の人に必要とされる」事が目的だった時よりは、 ずっとイキイキした毎日になると思いませんか?
さっきの「誰にも生きる価値なんて無い」という話、ホントは一つだけ例外があります。 たった一人だけ、あなたの人生に価値を付けれる人がいる。
そぅ、うすうす分かってるんじゃないかな。 それは、あなた自身。 あなたが、 生きたい!幸せになりたい! 自分の人生を充実させたい! そんな風に、
自分で自分を必要とした時、初めて自分の生きる意味が生まれるんです。 なぜなら、あなたは、あなたのためにあるんだから。
その昔、知り合いの女の子が自殺未遂をしかけた時。 私が放ったある言葉がきっかけで、その子は立ち直る事ができました。 この言葉を、今日あなたにも贈りたいと思います。
「生きてる価値は、自分が決める。」
泣いても笑っても、たかだか80年。 楽しめる分は楽しまないと、もったいない。 人がどう思っているかじゃなく、 自分が満足できる生き方をしましょう。
最後の床に着くとき、 「あぁ、生まれてきてホントに良かった」って思えるような、 そんな人生を送りましょう。 きっとあなたなら、できるはず。
あなたを誰より必要としてるのは、あなた自身なんだから!!
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